大学で学んだ遺伝子工学を活かせる業種を探していて、中でも食べることが好きだったことから食品業界を第一志望に就職活動をしていました。日本丸天醤油を知ったきっかけは、「はりまっち」です。会社説明会から応募に進み、書類選考の後、工場見学に伺ったのですが、実際に現場で働いている社員の方々のやり取りを見て、職場環境の良さを垣間見ることができました。最終的に入社を決めたのは、面接を通して私の性格を言い当てられたことで、学生個人を良く知ろうとしてくださっている姿勢を感じたからです。他社からも内定をいただいていましたが、最終面接を終えた時には心は決まっていました。

入社後、半年間の研修を経て開発部に配属となりました。仕事内容は、自社商品開発とOEM商品開発に分かれていて、中でもOEM商品開発が業務の約8割を占めています。また、日本丸天醤油の公式サイトから購入できる、生ポン酢や刺し身醤油、アレルゲンフリーの野菜の白だしといったWEB限定商品の生産も担当しています。OEM商品の取引先は、寿司店・中華料理店・日本料理店・居酒屋・ラーメン店・製麺・畜肉加工・海産物加工・冷凍食品のメーカー様など多岐に渡り、当社の営業部員がお客様より伺ったニーズに沿って商品開発をおこなっています。

商品の開発に当たって原料の配分を計算するのですが、少しでも計算が狂えば食品衛生法などの法律に触れたり、保存性や味が損なわれたりするので、ミスのないように細心の注意を払っています。また、自分が作った商品に限らず、家族や友人から「丸天のあの商品美味しいわ」と言ってもらえたときは、この仕事に携わっていて良かったと思います。