とにかく、市場での「セリ」に興味を惹かれたこと。就職活動では金融機関を中心に活動していました。そんなとき、はりまっちで姫路大同青果のことを知り、仕事内容を見て素直に「セリをやってみたい！」と思ったんです。地元の姫路で転勤もなく落ち着いて働けること。また、朝5時出勤のため早い時間に仕事が終わるので、その分、自分の時間が長く持て、プライベートを充実させることができると思い、入社を決めました。

セリ人である先輩方の補助業務が仕事の中心です。セリが始まる前に商品を並べたり、セリの最中は落札した仲卸業者さんに素早く伝票を書いて配ったりするのも大事な仕事のひとつです。また、複数の仲卸さんたちが競うセリ販売とは逆に、仲卸さん一人ひとりと交渉していく相対販売にも携わっています。価格優先タイプや品質重視タイプといった仲卸さん個々の特徴を見極めながら、値決めをおこなう仕事です。他にもPCを使った伝票入力、現場整理など、今はとにかく経験を積むことが大事だと思って頑張っています。

目標であり、憧れでもある一人前のセリ人に一歩ずつ近づいていることです。もちろんまだまだ先輩方には及びませんが、ハードルが高いほど、その分やりがいも大きいですね。また、全国で10ヶ所の市場でしか扱えないクラウンメロンのような高価な商品を手にするときはワクワクしたり、地元の有名スーパーで自分たちが関わった商品が箱ごとたくさん並んでいるのを見るときは、地域のために役立っているんだと、内心とても嬉しくなりますね。