驚かれるかも知れませんが「魚をさばきたい」これが入社のキッカケです。飲食業界で働いていたものの、冷凍の物を温めたり、簡単に炒めたりする程度で、魚をさばいた事はありませんでした。業界のプロとして将来を考えた時、魚をさばく技術があれば自身の幅が広がるのでは、そう考えてこの仕事を選びました。数多ある回転寿司店の中でも力丸は、オープンキッチンで魚をさばき、調理し、お客様に提供しています。鮮度は抜群、寿司に心がこめられており、美味しさに対して誠実である、ここに惹かれました。

力丸で働き始めて早6年目になりますが、魚をさばく、材料を仕込む、握るなど一通りの事を学びました。でも、これだけが仕事ではないと思っています。私たちにとって大切なのはお客様。オープンキッチンから見えるお客様の表情には常に気を配っています。以前上司から、『お客様は食事だけではなく、食事する時間も買いに来てるんやで』と言われたことがあります。本当に心に響いた言葉でした。それ以来、心地よい空間でお客様に楽しんでもらうことを一番に考え、接客するよう心がけています。

お店の同僚たちとは、会話・対話を大切にしています。昔にありがちだった、雰囲気を見て学べ、というのには限界がありますから。また、寿司は個人プレーではなく、チームプレー。沢山の人たちの協力があって、初めて一つの寿司が出来上がります。若いスタッフが多いこの職場では、仕事の話や他愛の無い話をすることで、団結力が生まれます。といっても、友達になるということではありません。仲良くなり過ぎると、気の緩みから慣れ合いが生まれてしまいます。一生懸命ふざける時はふざける、働く時はしっかり働く、締めるべき所を締めることで、質の良い仕事は生まれると思っています。これが僕の持論です。

直近の目標は、なんといっても地域で1番のお店になることです。私たちの周りにはライバル店が数多くありますが、絶対に負けるつもりはありません。今まで以上にお客様に満足していただけるよう、美味しさと接客サービスの向上に力を入れていきます！