業種:メーカー(機械) / メーカー(プラント・エンジニアリング) / 専門商社 / メーカー(鉄鋼・金属・鉱業)
父の実家が鉄鋼加工会社を営んでおり、私もいつかこんな仕事に就きたいと漠然と考えていました。学生時代にアルバイトでやってみたら、「意外と難しい。でも楽しい」と思い、真剣に考えるように。兵庫製作所は、ハローワークで見つけ、父のすすめもあって応募しました。最先端の機械設備が揃い、自社一貫体制で製缶・機械加工・組立・検査が行える、この周辺にはない会社。私には、ひとつの物事を多角的に捉えたいというモットーがあり、志望する機械加工だけでなく、幅広い業務に携われる環境が魅力的に映りました。面接は、会長や部長も同席されましたが、和やかに進み、その日のうちに内定の連絡があり、迷わず入社を決めました。
兵庫製作所が得意とするマンドレルの組立を担当しています。マンドレルとは、簡単に言うと、鉄板を巻き取る大型機械のこと。先輩と2人1組になり、半年毎に各機械の点検・メンテナンスを行っています。鉄鋼メーカー様からマンドレルを受け取り、部品単位まで細かく分解、清掃、劣化部品を修理または交換、再組立、調整し、性能を回復させてお客様にお返しします。作業は、上司が作成した工程表に沿っておこない、通常、一つの製品を仕上げるのに1〜2ヶ月かかりますが、大きいものだと半年かかるものもあります。繁忙期は4〜5製品を抱えており、協力会社に交換部品を発注している間に、次の製品の組立を並行して進めていきます。
マンドレルは、分解すると、原型がわからなくなるほど小さな部品の集まりになります。先輩と力を合わせ、それらを再び一つの製品として組み上げられた時は、毎回達成感があります。最初は、火花が飛び散って苦手だと思っていたグラインダー(刃を回転することでモノを削る機械)作業も、先輩から「早くなったやん。見た目がきれいになったやん」と言われるようになりました。技術も知識もまだ全体の2〜3割といったところですが、これから5割、6〜7割になっていくと、もっと仕事が楽しくなっていくと思います。良い意味で、入社後のギャップはありました。鉄鋼関連の人は職人気質で厳しいイメージがありますが、兵庫製作所には、真面目にしっかり注意して下さる先輩はいても、怒るような先輩がいないのです。ものづくりは、手先が器用でないとできないと思い込んでいる方、先輩の丁寧な指導があるから大丈夫です。
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先輩社員たち
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