就活で見ていたのは、日頃からお客様と親密な関わりが持てる営業職。この条件に当てはまったトヨタカローラ姫路のセミナーに参加したときのことでした。大抵は自社の良いところしか表に出さない企業が多い中、現状の問題点や今後の課題も見据えた説明をしていたんです。大袈裟かも知れませんが、採用担当者の方の誠実さが伝わってきました。その後も、その方と一対一で話せる面談も何度かあり、私自身の改善すべき点を指摘してくださったり、アドバイスをくださったりと、私のことをしっかり見てくれている、応援してくれていると感じました。この人と同じ職場で働きたいと思ったのが決め手でした。

新車の販売はもちろんのこと、購入していただいた後のメンテナンスのご案内や自動車保険のご提案なども行っています。入社後配属された赤穂店の場合は、他の店舗に比べて車を見に来られるお客様が少ないため、定期点検や車検が近づいてきたお客様に電話をかけたり、ご自宅に直接訪問したりすることが多かったですね。日頃から意識しているのは、点検やオイル交換などでお立ち寄りいただいた際、必ずお車の査定を行い、お客様に伝えること。新車購入のきっかけに繋がればという思いからです。また、お客様の話をしっかり『聴く』ことで、一人ひとりのお客様のニーズに合わせたより良い提案ができるように心がけています。

この仕事をしていて嬉しいのは、やっぱり車が売れたときです。実は、1年目は10月に配属されてから12月までの間1台も売れなかったんです。同期はみんな売れているのに「なぜ自分だけ？」と正直落ち込みました。そんな中で気づいたのは、ただ単に先輩の真似をしているだけの自分。自分らしさや自分なりの工夫が全くなかったことでした。そこからは、ふっ切れましたね。先輩の良いところは取り入れ、あとは自分のやり方（営業スタイル）を考えて、それに徹しました。おかげで、2年目には『敢闘車両営業スタッフ賞』を受賞することができました。営業の方法は一人ひとり違って当たり前。人の真似ではなく、そこに自分らしさがないと相手に伝わらないんだということを学びました。これからも自分らしさにこだわり、栗林から買いたい、栗林から買ってよかった、というお客様をもっと増やしていきたいです。