業種:メーカー(機械) / メーカー(精密・医療機器)
小さい頃から祭りが大好きで、屋台を作る大工や職人に憧れたときもありました。大学は文系だったこともあり、就職活動もメーカーの営業職を中心に見て廻りましたが「何か違うなぁ」とずっと感じていました。はたして自分が、知らない会社に飛び込んだり、初対面の人と上手くコミュニケーションが取れるのか?毎日の仕事として考えれば考えるほど不安になりました。就活を通じてあらためて気づいた自分自身の「モノづくり」への思い。そんな中で出会ったのが井上鉄工所でした。面接では自分自身の気持ちを正直に伝えました。そのうえで文系も理系も関係なく、ありのままの私を受け入れようとしてくれていると感じたことが入社の決め手になりました。
吉美工場で研削盤を使った研磨の工程を担当しています。吉美工場は、神鋼製コンプレッサーの心臓部とも呼ばれるローターの専用工場として平成23年に新設された工場です。私はそこで入社1年目から第一製造室に配属され、ローター製造の最終工程である研磨を任されています。旋盤で仕上がったものを図面通りに研磨し、最終的には0.01mm以下の誤差にまで合わせていきます。最初は、精度の高い最新設備を使っての作業なら誰にでも出来るはずと簡単に考えていましたが、やればやるほどこの仕事の奥深さがわかってきました。何より経験や研ぎ澄まされた感覚が求められる「職人技」の世界なんです。
どんな品物でも自分が思い描いた通りに仕上がった時は思わずガッツポーズが出ます。入社した頃は考えられなかったことが少しずつ出来るようになってきている。そんな自分自身の成長を実感できたときは嬉しくなります。研削盤を使った研磨の工程では、作る部品によって大体の目安はありますが、完全なマニュアルは存在しません。回転数だったり、速さや圧、さらには温度によっても仕上がりは大きく変わってきます。難しい仕事だからこそ、そこにやりがいを感じています。満足したらそこで終わり。これから、もっともっと経験を積んで、自分の中の『情報の引き出し』を増やしながら、腕を磨いていきたいですね。
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先輩社員たち
作業は1人だけど孤独じゃない。頼りになる仲間や先輩たちがいつも傍にいる。
出会いに感謝!本当に素敵な先輩方に出会えました。
「文系歓迎」の文字を見て、「ココしかない!」と思いました。
レベルの違いを実感! 大学で学んだことは基礎の基礎でした。
作業効率が良くなり仕事が早くなっていく。成長を実感できるのが一番うれしい。
原型からまったく違うカタチを作る面白さ! 達成感も味わえます。
大切なのは、聞かれる前に伝えること。
先輩が粘り強く教えてくださったことが、長年勤められている秘訣の一つかもしれません。
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