高校1、2年のときニュージーランドに留学。そのときは英語に熱中し過ぎて少し疲れてしまい、大学は英語とまったく関係のない学部に進みました。いったん英語から離れた私でしたが、将来はやっぱり得意の英語を使って日本の素晴らしい製品を世界中に伝える仕事をしたいと考えるようになりました。そのきっかけは大学時代の留学先での体験から。留学先のスポーツショップで部活用のウェアを探しているときでした。手頃な価格ではなかなかいい商品が見つからず、いいな！と思った商品は有名ブランドで値段もとびきり高かったんです。そのときに安くても高品質な日本の製品のすごさをあらためて実感、日本のいいものをもっと世界中の人たちに知ってもらいたい！と思ったからです。そのため、就活は「日本の製品を海外に伝える仕事」というニッチな分野で企業を探しました。そんなときユタックスと出会い、希望する仕事内容とピッタリだったことと、風通しの良さそうな社内の雰囲気が、入社の決め手になりました。

現在は、輸出入に関する業務の他、出張者や駐在者の渡航手配など、国内と海外をつなぐ役割を担っています。主な仕事は、海外工場への日本製材料の輸出や完成した製品の輸入の事務処理で、海外工場から材料のオーダーがあると、価格や納期の調整もおこないます。年に数回、ヨーロッパで行われる海外展示会では、どんな商品を出すかなど企画を考えます。スタッフとして出向き、ブース設営をおこない、当日はブースに立って商材の説明をするなど、営業のサポ―トもします。お客様は展示会の内容にもよりますが、インナーウェア、スポーツ用品、ファッション業界などの有名ブランドの方や個人のデザイナーさんなどです。

ユタックスは「接着技術」がすごいんです。縫わずに接着することで快適性が格段にアップすることはもちろん、接着加工で生地に強度の変化をもたせて、スポーツウェアの機能を高めることもできます。海外の展示会で技術や商品のよさを説明するのは難しいですが、お客様にきちんと伝わって「素晴らしい！」と驚いてもらえるときはうれしいですね。また、展示会で販促サポートをした商談がまとまると、やりがいを感じます。お客様が興味をもたれると、サンプルを送って実際に試していただくなど、いろんなプロセスを踏むので、納得していただき購入にいたると達成感があるんです。これからはインナーウェア業界だけでなく、スポーツウェアなど幅広い業界に名前を知られる、グローバル企業になれるよう貢献したいと思います。