祖父、父、長男の兄も大工、私は代々続く大工一家で育ちました。また、二男の兄も土木関係、周りの親戚も水道、ガス、電気と、ほとんどが建築関係に携わる仕事をしています。周囲を見渡して、唯一いなかったのが測量士。学生時代に測量関係の勉強をしていた私は、「よし、それなら！」という気持ちで、迷わず地元で測量の仕事ができる伸栄開発に入社を決めました。

現在の仕事は、山崎方面まで延長される播磨自動車道の測量を任されています。建設前の用地取得に関わる測量業務です。法務局で地権者を調べ、所有する土地の境界範囲や面積から用地取得面積の説明を行い、地権者の意見を聞きながら現地立会いのもと境界を決めていきます。また、東日本大震災の被災地の漁港の被災面積を測り、復旧にどれくらいの金額が必要なのかを割り出す災害査定の仕事にも行っていました。仕事柄、日本中あらゆるところに出向くことも多く、北海道と沖縄以外なら知らない道はないといっても過言ではないかもしれませんね。（笑）

測量業務は、高速道路、トンネル、山など本当に幅が広く、計り知れないほど得る事がたくさんあります。自分が現場で測ってきたものが図化され、評価されたときは一番嬉しいですね。大工一家で育った私。家族や親戚のみんなに負けないよう、これからもまだまだたくさんのことを経験し、学んでいきたいと思っています！

最初は何もわからなかった私ですが、「とにかく何事にも自ら積極的に挑戦し、わからないことはすぐに聞く」、「そして何より仕事を楽しもう！」。いっぱい失敗もし、たくさんの壁にぶつかりながらも何とかやってこれたのは、この姿勢を大切にしている伸栄開発だからこそ。ここには、「お前、最近どないや？」と気軽に声をかけてくれる気さくな上司や、何でも相談できる仲間たちがいます。

土地を知り、地社会基盤を整え、地域の暮らしを守るのが私たちの仕事。そこにあるものは大きなやりがいです。測量という仕事を通して私たちと一緒に成長しませんか？