もう18年も前のことです。大学在学中、知り合った方の畑に野菜をもらいに行きました。それまでは農業について全く知らず興味もない私でしたが、定期的に畑に通うようになり、手伝いをさせてもらううちに　農業への関心がふつふつと湧いてきました。「JAは金融・共済・介護など農業事業以外にもいろいろと地域の方の生活にかかわっているんだよ。」と聞き、もともと地元で就職したいと考えていた私は、JAに就職したいと思うようになりました。実際に利用している家族にも「JAはええよ！」と背中を押されたことも就職を決意する大きな決め手となりました。

入組した時は営業担当、それから貯金課、共済担当と多くの仕事を経験し、融資業務に携わり早9年が経ちます。現在は住宅ローンを中心に西播磨地域の融資相談を担当しています。管内の個人のお客様、業者様に『地域に根ざしたJAローンの良さ・利点を丁寧にわかりやすく、誠心誠意親身になって説明する』ことに注力しています。住宅ローンのご相談をきっかけに、その世帯や会社に関するすべての取引に繋がるので、自分の仕事が担う大きな役割や責任を感じながら、日々仕事に精進しています。金利を含め、ありとあらゆるご相談に対して出来る限り寄り添い、JA職員として真摯に対応させていただくことで信頼関係が深まり、今日の私があると思っています。

何年働いていても、一番うれしいのは利用者様からの「ありがとう！」の一言に尽きます。「富田さんに担当してもらって本当に良かった、ありがとうね！」と利用者様に言っていただけるのが喜びであり、これからもがんばろう!　というやりがいにもなります。住宅ローンで関わる利用者様との繋がりは、長期に渡ります。新築の住宅が完成し訪問させていただいた時に満面の笑みで迎えられると、自分まで幸せな気持ちになり、嬉しくなってしまいます。こうした体験が新たなやる気につながります。そして、ご紹介で更にＪＡを利用される方が増えることに仕事冥利を感じています。