15年ほど大阪で内装関係の仕事をしていたのですが、愛着のある地元で働きたいと赤穂に帰ってきました。ずっと専門職に就いていたこともあり、転職先も専門的な知識を深められる業種が良いなと思っていました。主婦の店は、長年父親が勤めている職場だったんです。毎日イキイキと働く姿を見ていたので、僕も挑戦してみようと決意しました。昔から買い物は必ず主婦の店。なじみのある場所だったので、働くことに不安は全くありませんでした。

精肉部門で、牛肉・豚肉、鶏肉の加工を行っています。一日に処理する量は全部で300kgほど。スライスしたりミンチにしたり、機械は全部で4台ありますが、包丁を使った手作業のほうが比較的多いです。基本的に決まった重量でカットし、お客様の希望に合わせて加工するサービスも行っています。精肉部門には社員とパート合わせて10名が在籍し、平日であれば7名ほどで分担。人によって出来る作業や得意な作業が異なるので、当日のメンバーによっていろんな持ち場につきます。自分の担当が終われば他の人を手伝い、それぞれが黙々と作業をしながらも、みんなで協力して進めているイメージですね。また、週に1〜2度、夜間店長としての業務もあります。17時頃まで精肉加工を行ったあと売り場を見て回り、商品を棚に補充したり、当日中に売り切れるように値下げの処理をしています。

売り場に陳列している肉は、お客様によっては多すぎたり少なすぎたりすることがあります。そんな時はお客様の希望する重量にその場で加工するのですが、「ありがとう」と言ってもらえることが単純にうれしいです。前職は法人相手の仕事だったこともあり、直接感謝してもらえる経験がなかったので新鮮でした。地域に密着したお店だと改めて感じられる瞬間でもありますね。また、日々の作業はスピードが勝負なので常に効率化を意識。先輩に教えてもらったことを参考に、自分なりに少しアレンジすることで時間短縮になると自身の成長も感じられます。今後は、加工作業だけでなく店全体を見られるようになることが目標。店舗の運営的な部分にも目を向け、売り上げをアップ目指して会社に貢献していきたいです。