高校のとき飲食店でアルバイトをしていて、対面でお話ししたり、お客様の反応を間近に見られることにやりがいを感じていたので、直接お客様と関わる仕事を希望していました。それでも、高校生向けの合同就職説明会の求人は工場勤務ばかり。また、採用担当者のほとんどは年配の方ばかりでした。そんな中で、日新産業の採用担当者（当時の工場長）が断トツに若くて、親しみが持てました。面接でも、とても雰囲気がよくて「ここでなら楽しく働けそう、この会社に決めた！」と迷いなく決めました。

入社後5年間は工場で鉄を切断する機械のオペレーターをしていました。入社してからもずっと接客の仕事がしたいと思っていた私は、部長に「営業になりたいんです！」と直接相談。その思いが伝わり、2017年に営業部に異動しました。半年間は新規顧客メインで営業し、その後、先輩から引き継ぐ先もあり、今は約50社のお客様を担当しています。アポは午前と午後に1社ずつ入れ、効率よく回ることを意識。ときには2時間ぐらい話し込むこともあるので、余裕のあるスケジュールにしています。取引先は年配の方が多く、しっかり話を聞くように心がけています。また、社内では、営業事務のメンバーに難しい図面の見方を指導することもあります。他にも耐摩耗鋼板HARDOX®の展示会出展や、合同説明会のサポーターなどもおこなっています。

営業はお客様の反応が直に感じられる仕事で、やりがいは大きいです。もちろん苦労もありますが、「本当に助かりました。」「ありがとう！また頼みますね。」といったお客様の言葉にうれしさと同時に達成感を感じます。また、「他社で購入しているから」と言われていたお客様に、初めて製品を購入していただき、取引が始まったときも本当に嬉しかったですね。何かあったときに思い出してもらえるように、諦めずに何度も通ううち、気に入ってもらえたようです。営業の仕事がまたひとつ好きになりました。