業種:メーカー(食品)
高校の求人票で見つけ、実家からも比較的近かったので応募。当時の営業部は、商談だけでなく、トラックで駄菓子屋さんにアイスクリームを配達する業務があり、実はそのイキイキとした姿に憧れていました。入社1日目は営業部、2日目から工場へ。1週間後に希望職種の再確認があったのですが、私自身とくに強いこだわりがあったわけではないので、そのまま製造一筋です。製造部で実際に仕事を始めてみると、自分はこんなに機械が好きだったんだと気づきましたね。もともとプラモデル作りは好きでしたが、機械が好きで高校を選んだわけではありませんし、主に学校では工作機械を学んだので、食品製造の現場ではほとんど役に立ちません。それでも、その知識や技術があることで、機械に組み込まれている部品に関しては図面を見ればわかりますし、どんな仕組みで動き、何のために使われているか理解できるので、学んだことが少しでも活かせていると思うと嬉しいですね。
15年間、龍野アイスクリーム工場で製造課長まで務め、その後、相生デザート工場で工務課長を数年。その間、企画開発部から「新商品をつくりたいんだけど、どの機械を使ってどんな仕立てにすればできるか」といった問い合わせが増え、「この機械を使えばいい」、「この機械を使うならレシピを変更」など、そうしたアドバイスをするうちに、機械に合わせた原材料の配合などレシピまで考案するように。機械も製造もわかるという点で、前工場長から工場長として推薦されました。工場長の仕事は、ユーティリティから製造機械まで設備全般を管理し、現場とコミュニケーションを取りながら、その日の製造を予定通りに進め、目標とする予定数を達成し、予定時間に終了できるよう管理すること。企画開発部からの落とし込みを実現したり、営業部や業務部とのパイプ役にもなります。田口食品では、徹底した衛生管理で、全工程で綿密に品質をチェック。食品の安心・安全面においても、常に基準を更新し、実行しています。
入社2年目、会社でお花見をした時のこと。常務(現社長)に「工場長が、富田は機械を見る目が違うと褒めとったで」と言われ、感無量になって思わず涙が出ました。当時の工場長は厳しい方で本人には何も言わないタイプでしたから。そんなことを聞いたら、頑張るしかないですよね(笑)。その一言が30年経った今でも、私の仕事の原動力になっています。時々、工場の一角で数人が集まって知恵を絞り合っている姿を見かけると、「みんな、この仕事に情熱を持ってやっているんだな」と胸が熱くなります。入社してみたら、自分が思っていた仕事と違ったということもあると思います。でも、一旦この会社や!と決めたら、少しだけ辛抱して続けてみると、何か見えてくるのではないでしょうか?
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