学生時代は陸上一筋で、箱根駅伝チームのメンバーでした。卒業後は、大手企業チームのコーチになる予定がコロナの影響で内定取り消しに。そんな時に現在の妻が「ここ、どう？」と見つけてくれたのが、ネオでした。北海道や九州など他の企業の実業団からも声をかけてもらっていたのですが、自動車整備には興味がありましたし、地元就職もいいかなと思い、面接を受けました。社長が私と同じ名前だったので親近感が湧き、会社が成長していく上で整備業務が重要なこと、みんなで協力し合う会社であることを聞いて共感を持ちました。私自身も陸上競技をチームで戦い、会社にもチームワークを求めていたからです。整備の現場も年齢が近い社員が多く、未経験でもわからないことを聞きやすそうだったので挑戦することにしました。

納車準備として、新車・中古車の電装品（ナビ、ETC、バックカメラ、ドライブレコーダー）の取付けを担当。とくに今、新車はコロナの影響で納期が遅れているため、お客様も心待ちにしていらっしゃいます。お客様の目が一番届く位置にある部品ばかりで、パーツを一旦外して配線の接続などを行うので、キズをつけないよう常に慎重に緊張感を持って取り組んでいます。1週間で平均17〜18台。毎週土日には、次の依頼がどんどん入ってきます。電装品取付けに関しては私が責任を持ってやっていますが、手一杯になった時は他スタッフにもサポートしてもらいます。その他、納車の移動管理、各種電装品の在庫管理なども行い、保証期間内のドライブレコーダーの不具合などにも対応。お客様に直接お会いする仕事ではありませんが、お客様に喜んでいただける仕事だと思っています。

納車後の1ヶ月点検では、お客様からナビなどについて聞かれることがあります。その際にお客様にわかりやすく丁寧に伝えることで「こんなボタンあったんや。ありがとう」とおっしゃっていただけると、ご要望に応えられた！と嬉しくなりますね。販売からも「これ、どういう風になってんの？」「この車にこれ装着できる？」と頼られると自分の仕事に自信を持てます。自動運転・EV化に伴い、電装品も進化していきます。下手に触るとエラーが発生したり、事故につながりかねないので、しっかりと調べてから。新車の場合は必要な情報を見つけられないこともあり、日々勉強あるのみです。目標があってこそ、それを達成するためのプロセスがある…私は、陸上の経験を活かし、毎日自分だけの目標を設定し、できなかった時はなぜできなかったか振り返るようにしています。さらにクルマの知識や技術を拡げて、お客様をトータルサポートできる存在になりたいですね。